”演じる”横山さんについて
「上を下へのジレッタ」
5/14の昼公演と5/27の昼公演を観劇して来ました。が、前振りのみでこの記事は終わります。(予告)←
いや〜〜、まずね、横山さんがこのタイミングで舞台の主演をやるとは思ってなかった。また舞台のお仕事やりたいんだろうなと思ってたし、やって欲しいとも思ってたけど、このスパンで主演舞台が来るとは正直夢にも思ってなかった。
連続ドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」への出演、初主演*1映画「破門〜ふたりのヤクビョーガミ〜」の公開、からの 妄想歌謡劇「上を下へのジレッタ」で主演を務めるってさ……私はこんな世界知らない!!!!!ってなるじゃん、私はなった。
横山さんがコンスタントに役者としてのお仕事をする、そこに私が魅力を感じる、という事象は私の知っている世界には無かった。
関ジャニ∞の横山裕といえばヒルナンデス!バラエティー!というのが世の中のイメージだろうし、そこにいるということが横山さんの強みでもあるだろうし、でもドームでコンサートをすれば5万人相手にキラキラのアイドルをしたりする。そんな横山さんの二面性というか、”ジャニーズだから何でもできる”っていうのを”自分なりに”体現するアイドル観というか、プロ意識というか、そういうところが堪らなく好きで。私が横山裕に転がり落ちた瞬間もここに由来してたりする。
正直、私は「破門〜ふたりのヤクビョーガミ〜」を観るまで、役者としての横山さんにはあまり魅力を感じていなかった、というか、自信がなかった。(何様)
役者 というより、演じている横山裕 としか認識が出来なかった自分がいて、「みんな見て見て!!!すごいでしょ!!!」って大きな声で叫ぶことが出来なかった。だから、自信がなかった。
「ブルームーン」のときは横山さんにとって初の主演舞台で、それをこの目で観ることができるっていうことがすごく嬉しくて、横山さんが舞台の主演を務めるという世界がすごく有り難かったけど、なんというか、うまく言えないけど、”ここは大切な通過点だな”って何故か漠然と思っていた。向坂ユタカ を観ているはずなのに、ずっと心の中で”がんばれ”って念じながら舞台を観ていて、カーテンコールでホッとしたような笑顔で客席に手を振る 横山裕 の姿に安堵して涙が出た。この経験がこれからの 横山裕 の糧になることを願い、まだまだこれからだと横山さんがより輝いていくこと、そしてその前進していく姿を見させて欲しいと望んだ。
そんな私が「破門〜ふたりのヤクビョーガミ〜」を観てから、”演じる”横山さんに対して今までと違う感情を抱くようになる。
なぜならスクリーンの中では 演じている横山裕 ではなく、二宮啓之 が生きてたから。
私も 啓ちゃん って呼びたい(頭を抱える)
映画の公開期間中、この言葉を何度口にしたかわからない。油断すると 啓ちゃん… って口からこぼれ落ちてた。啓ちゃんが背負ってたジャンスポにはブタ鼻*2が付いてた…!とか言って必死に同じバックパックをネット検索した。バックパックにグレゴリーの旧ロゴのポーチも付いてた…!とか言ってもう売ってない旧ロゴのポーチを求めて古着屋を回った。
このあたりでハッと気づく。
私、啓ちゃんのことだいぶ好きだわ
今まで自担が演じる役が身につけているものを探すなんて、ましてや身につけたいだなんて思ったこともなかった。だって役にすぎないし。それは演じている横山裕だし。もうこの構え方の時点で役にも作品にも思い入れというものがとてつもなく薄い。だって、自信がない。
でも 二宮啓之 は違ったんだよなー。
だからTwitterでも散々、啓ちゃん啓ちゃん 言いまくった。ジャンスポのバックパックの話もしまくった。ジャンスポに関しては盛り上がりすぎて、フォロワーさんに 映画見ながらバックパックのこと考えちゃった と言われる始末だった。(迷惑)
何度も破門を観ている中で、クスッと出来るシーンで他のお客さんが笑っているのがわかると、グッときてしまって映画館で静かに泣いたこともあった。(情緒)
でもこの瞬間に「みんな見て見て!!!!!すごいでしょ!!!!!これが私の好きな人です!!!!!」って大きな声で叫びたい、と思った。破門おもしろいよ!二宮啓ちゃん愛おしいよ!って大きな声で叫べるって思った。
これは私の世界に起きた大きな変化だった。
それに加えて、「破門〜ふたりのヤクビョーガミ〜」の主題歌・なぐりガキBEATのジャケットでは横山さんがセンターに立ち、曲中では横山さんが冒頭からトランペットを吹き、最後のフォーメーションでは横山さんがV字トップで麗しい横顔を存分に見せつけて終わる。
何度も何度も言うけど、2011年に横山裕に転がり落ちてから、たかが6年ほどの年月しか経っていないけれども、こんな世界が待っているなんて私は思いもしなかった。
小さな不満があった時期も無かったとは言えないけれど、基本的には横山さんを応援していることが楽しくて、嬉しくて、私は今までだってきちんと満たされていたと思う。
でも映画の主演として、その物語の主人公として、スクリーンの中で生きる 二宮啓之/横山裕(関ジャニ∞)を観る日が来るなんて。主演映画の主題歌を関ジャニ∞が歌い、そのジャケットでセンターに立つなんて。その曲中でトランペットを吹くなんて。挙げればキリがない程、想定していなかった事態が勃発している。
”横山さんを応援していて幸せだ”
今までもそう思っていたけれど、漠然と今までに味わったことのないような、大きくて温かい、そんな幸福感で満たされた。
映画館で思わず涙が流れたのは、横山さんが”演じる”二宮が佐々木蔵之介さん演じる桑原とクスッとする掛け合いをしていて、それを観たお客さんが笑っていたからで、その瞬間に”横山さんが二宮を演じている作品で人が笑顔になっている”と実感したからである。
これは私にとって 横山裕 が人を笑顔にしている、というのとは訳が違う。「破門〜ふたりのヤクビョーガミ〜」という世界線で、スクリーンの中で生きている”二宮啓之”が、人を笑顔にしていたのだから。そして、そんな空間が全国の映画館で展開されている。……え、やばくね???幸せすぎるでしょ???え???意味わからないね???ってなるじゃん、私はなった。そして泣いた。情緒が乱れてるとか知らねえ、勝手に涙がこぼれた。幸せで堪らなくて、涙がこぼれた。
そこから私は初めて”演じる”横山さんに、正面から向き合えるようになったんだと思う。そして、胸を張って”演じる”横山さんを「いいでしょ!!!!!かっこいいでしょ!!!!!」って応援できるようになったんだと思う。
遅くなってごめんなさい、でも心から応援できる側面を増やすチャンスをくれてありがとう、って更に横山さんを好きになれた、更に好きになってしまった。
そして私は有り難いことに自名義で初めてXのついた列のチケットを引き当て、 妄想歌謡劇「上を下へのジレッタ」の観劇を迎えることになる。
ここまでバーーーッと書き殴って3000文字オーバー(笑)なので一旦締めま〜〜す(笑)ジレッタのことはまた気が向いたら書こうかな〜〜って感じです、おわり!(極めて雑な終わり)