エイト担兼らぶ担となった私の『Love-tune Live 2017』
2017年10月20日、お台場 Zepp Diver City。
ジャニーズJr.内のユニットである【 Love-tune 】の初単独ライブ、『 Love-tune Live 2017 』の最終公演。
森田美勇人くんは " 夢のような時間でした。"という言葉で、3日間(全3公演)を締めくくった。
『 Love-tune Live 2017』
結論から言うと、私にとっても想像していたより遥かに素敵で、夢のような時間だった。
初日である10月18日、私は有難いご縁で最終公演に入らせてもらえることになっていたので、この日はとにかくセットリストが知りたくて知りたくて、終演時間を見計らってSNSに張り付いていた。
続々と流れてくる情報の中で、【象】【Dye D?】【Will Be All Right】【Heavenly Psycho】【SHE SAID…】この5つの曲名を見た時点で私のHPはほぼ0となった。(白目)
前置きしておくが、私にとって初めてのジャニーズがKAT-TUN(主に仁亀)であり、今現在の自軍と呼ぶグループが関ジャニ∞でなのである。そんな私の主観を存分に盛り込んだ感想を書き殴ることをここでは許してほしい。
【Will Be All Right】【SHE SAID…】は単純にとても好きな楽曲で、森田くんがこの楽曲をやってくれることが素直に嬉しいという気持ちと、【Dye D?】は"それ持って来るか?!"という意外性とどんな演出なのか楽しみ!という気持ちが大きく、語彙のないおたくである私はポジティブな意味で"しぬ"と思った。(安定の語彙力)
しかし残り2曲。
とりあえず【象】。この曲はバンド演奏をする楽曲としてとても魅力的で、端的に言うと"かっこいい"。しかし関ジャニ∞が初めてコンサートで披露したとき、驚くことにこの曲はバンド演奏ではなかった。作詞・作曲が高橋優くんであり、言わばこの曲は"生粋のバンド曲"である。それにも関わらず、なぜ関ジャニ∞の初披露がバンドではなかったのか。色々と当時憶測されていたが、シンプルに考えて演奏が"簡単ではない"。そんな【象】は2014年11月発売のアルバムに収録されていたが、バンドとして関ジャニ∞が披露したのは約2年後、2016年12月から始まったツアーの中だった。(ちなみに関ジュちゃんが本人たちより先に同年11月開始のクリパでバンド披露をして界隈がざわつきました…)それから【象】は、関ジャニ∞の積み上げてきたバンドスキルを存分に発揮する"かっこいいバンド曲"として君臨し、楽曲の魅力とバンド披露を2年も引っ張られたことが相まって、関ジャニ∞のファンである私としてはなかなか思い入れのある曲なのである。
そして【Heavenly Psycho】。関ジャニ∞が2005年に発売した「大阪レイニーブルース」のカップリングであり、内くんの声が関ジャニ∞のCDに収録されているのはこの音源が最後である。この頃の私にとって関ジャニ∞は自軍ではなかったが、今は亡きYou&Jという連合軍に属し、軽率に「エイトなら内くんかたっちょんが好き〜♡」と言っていた身として、この歴史はどしんと胸にとどまっている。ちなみにこの翌年発売した初のアルバムに収録された【Heavenly Psycho】には内くんの歌声はない。そして時を経て、2015年発売シングル「侍唄(さむらいソング)」のカップリングとして【Heavenly Psycho】は関ジャニ∞によって再録された。この編曲には錦戸亮も携わっており、10年前はステージの左右で踊っていた横山裕・村上信五も楽器でこの曲に参加している。長々と述べたが、要するに【Heavenly Psycho】は激しくエモい。とにかくエモい。もう死語かもしれないけど、ひたすらにエモい。もはや私にとって聞くとしにたくなるレベルなのである(語弊)。とりあえず1回この楽曲の歴史を踏まえて歌詞を読んでほしい。
https://sp.uta-net.com/song/43694/
そんなこともあり、私はLove-tune(安井・真田・森田・萩谷)が少クラで披露した【Heavenly Psycho】もまともに見れていなかった。聞けなかった。心の底で、これは関ジャニ∞の歴史とも言える大切な曲で、他の誰にも歌えない歌だと思っていたからだと思う。今私が担当として森田くんを応援していても、この曲だけはなかなか受け入れるのが難しかった。
つまり私は、Love-tuneがZeppで披露する【象】 と【Heavenly Psycho】の2曲を、"きちんと受け止められるか"という、とてつもなく大きな不安を2日間抱えることとなったのだ。
そして迎えた10月20日、『Love-tune Live 2017』最終公演。
邦ロックや音楽フェスを生きがいとしていた頃に度々足を運んだ、Zepp Diver City。私がここに来るのはGTの年越し以来、約4年振りだった。 この会場にジャニーズJr.を見に来ることになるとは思ってもみなかった。いや、ジャニーズJr.がこの箱に立つなんて想像したことがなかった。Zeppで単独公演だなんて、下手なことをすればバンド界隈がころしにくるとそこそこ本気で思っていた(真顔)。そんな会場に単独で乗り込むLove-tuneってなんなんだ。
私は昼頃からグッズ列に並んだが、あと一歩のところで自担がデザインしたTシャツが完売した。ジャニーズJr.のユニットが単独ライブをZeppで行い、そのグッズとしてTシャツが2色展開で発売され、それが完売したのだ。しかも需要と供給のバランスが絶対に取れていない。圧倒的に需要の方が大きい。私を含め、手に入れたい人がまだまだ大勢いた。Love-tuneってなんなんだ(2回目)。
17:00開場とともに整理番号順に呼び出され、入場。私は800番代前半で入場し、会場中央の柵うしろ2列目あたりに入った。Zeppとはいえ、ジャニーズJr.内のユニットであるLove-tuneを応援している人が集まっているわけで、開演前の雰囲気は夏のEXシアターと変わらなかったが、明らかにひとつ違うことがあった。それは、多くの人がグッズであるLove-tuneTシャツを身につけていることだった。当たり前のようだが、全然当たり前じゃない。それこそがZeppで単独ライブをしているという証拠であり、Love-tuneとファンだけの時間が、会場が、環境が用意されているということを実感するものであった。
そしてついに開演。"Love-tune"と形取られた大きな電飾がパァっと光り、ステージ下からぐーっとステージ上部へ上がっていく。最初は青っぽい光りに包まれていた"Love-tune"という文字が虹色に輝き、ライブの幕が開けた。
そこから開演前の不安はどこへやら、ひたすらに、心から楽しかった。ステージのサイズ上の問題で「踊らない」ようなことを雑誌でほのめかしていた為に、踊らないのかよ〜と一部のファンは残念がったり、Zeppだからそうだよね!とバンドへの期待値を高めたり、色々な意見を見たが、彼らは十分に踊っていた。あれで「踊らない」なんて言ったら関ジャニ∞のライブは見れないよ…(小声)。
そして来てしまった、聞き馴染みのあるイントロ。【Heavenly Psycho】だ。
私は反射的に一度持っていたタオルで顔を覆った。"やっぱり聞けないかもしれない、いや、聞かなきゃいけない、でもやっぱり無理かもしれない"、そんな葛藤を心の中で何度も何度も繰り返した。
意を決して顔を上げたとき、ちょうど森田くんのソロパートだった。
" でもこうして繋いだ手 ひとりじゃないね "
そう穏やかな表情で歌う森田くんを見て思った。"そうか、今森田くんはここにいる6人と一緒に歩んでいるんだ。未来に向かって歩んでいるんだ。" そう気づかされた。
その瞬間に、私は初めてLove-tuneの歌い奏でる【Heavenly Psycho】を受け止めることが出来た気がした。関ジャニ∞とは別の、Love-tuneの未来を歌う歌だった。
Travis Japan と Love-tune の二足の草鞋を履いて必死に前へ進んで来た森田くん。私が森田くんに出会った頃、Love-tuneはなかった。そしてきっと今年の夏で、Travis Japan・森田美勇人としての時間は止まったんだと思う。私が森田くんを応援しはじめて、たかが約2年半。されど約2年半。環境は大きく変わった。そんな中、私は今までどちらのユニットにも肩入れしてしまうことを恐れて、ユニットに関する感情を表現することは出来るだけ避け、どっちも好きになりすぎないように、どっちも嫌いにならないように、なんとなくずっと予防線を張っていた。
でも今この瞬間、森田くんは間違いなくLove-tuneとして未来へ向かっていた。【Heavenly Psycho】という未来への歌を歌っていた。
そう感じたら、今まで呪縛のように心に巻きついていた色々なものが解けていく気がした。
白いライトに包まれながら"希望の歌"を歌う7人はすごく眩しくて、Zeppの音響の良さも味方して、彼らの奏でる音がステージから客席を包み込んでいるように感じた。涙は出なかった。温かい気持ちで胸がいっぱいになった。それが私の心が出した答えなんだと思った。
そしてMCである。
見学の紹介では風磨くんと千賀くんが紹介され、Love-tuneのメンバーとも交流の深い2人とは仲睦まじいというか、内輪ノリというか(笑)、見学の2人にMCの舵を握られそうになるくらいリラックスした雰囲気で進むMCだった。風磨くんに対する森田くんの飾らない言葉と態度も、なんだか対等な人間味が溢れていて愛おしさが増した。
そんな和やかなMCが続く中、安井くんが突然「今知ったんだけど、丸山くんが来てくれたみたいで…」と言いはじめ、見学席がもう一度ライトで照らされた。
そこには私にとって自軍のベーシストである丸山隆平、まるちゃんがいた。
意味がわからなかった。なぜなら彼は次の日、朝から大阪でレギュラーである情報番組の生放送があるのである。来るわけないと思っていた。意味がわからなかった(2回目)。
そんな丸山隆平さんは自己紹介をしてすぐ、「すみません、仕事があって遅れちゃって途中からなんですけど…(※ニュアンス)」と述べた。丸山隆平ってなんなんだ(崇拝)。
そこからのLove-tuneがめちゃくちゃかわいかった。ただのファンだった(主観)。萩谷くんは緊張しすぎて動きがこんなんになっちゃう、といきなりロボットになった。真田くんはジャニーズで良かった!!と叫んでいた。
そして森田くん。やばいやばい、めちゃくちゃ嬉しい、嬉しいすぎてやばい、と私並みに語彙のないおたくのような言葉を並べていた。本当に嬉しそうだった。キラキラした目で上手上部にある見学席を見上げていた。
私はここで1番泣きそうだった。
たまたま関ジャニ∞のツアータオルを持っていた私は、まるちゃんの姿が見えた途端に、思わず見学席とステージに向けて、タオルにある関ジャニ∞のくちびるくんマークを控えめに掲げた(おい)。でもどうにかしてこの自分の居合わせた偶然ともいえる奇跡的な状況に、まるちゃんに、Love-tuneに、感謝や興奮を伝えたくなってしまった。
それからメンバーに促され、森田くんは少し緊張した面持ちで「森田美勇人です、一応ベースをやってます…。」とまるちゃんに向けて自己紹介をした。それを受けて丸山隆平さんはいつもの穏やかな笑みで「あ、僕もベースやってます…。」と返し、「「「知ってます…!」」」とLove-tuneに返されていた(尊い)。
Love-tuneが【Heavenly Psycho】を少クラで披露したことを知っていた丸山隆平さん。リハ場のホワイトボードに「関ジャニ∞の曲を沢山やってくれてありがとう」とLove-tuneに向けて直筆のメッセージを残す丸山隆平さん(ここで事実確認済)。基本的に前屈みで、時々ドラムやベースのリズムを取りながらLove-tuneのパフォーマンスを見ていてくれた丸山隆平さん。
そして公演は進み、象の鳴き声がZeppに響いて始まった【象】。
私は自分への不安として、関ジャニ∞の歌い奏でる【象】 と比べてしまうことを抱えていたわけだが、もうここではその不安よりも "丸山くんに最高の【象】を見せてやってくれ!!ぶちかませLove-tune!!"という気持ちが大きく優っていた。今まで全力で関ジャニ∞に拳を振り上げて来たこの楽曲、この日は全力でLove-tuneに拳を振り上げた。
そして【象】の演奏を終えたとき、ステージの上で森田くんはハァ…!と息をひとつ吐き、穏やかな笑みを浮かべながら天を仰いだ。気合いや緊張感を緩めたような、全てやりきったような、安心したような、すごく強くて穏やかな表情をしていた。すごく美しかった。
ステージ上手のお立ち台にベースを弾きながら立つ森田くんと、上手上部の見学席で前屈みになってそれを見ているまるちゃん。
そんな斜めに結ばれた2人の姿が目に焼き付いている。私にとってどうしようもなく尊くて、現実にはならないと思っていた光景で、とても言葉では表現しきれない景色だった。
でもひとつだけ確かに言えることは、その光景は私にとって、ベーシスト・森田美勇人を、《Love-tune・森田美勇人》を大きく肯定するものだった、ということだ。
誤解を恐れずに言うならば、Love-tuneが結成されてからこの日までの約1年5ヶ月、私は純粋な気持ちでLove-tuneを応援できていなかった。先に述べたように予防線を張っていたこともある。夏までの7人の姿に後ろ髪を引かれていたこともある。色々な思いがあった。だから私は森田美勇人担ではあるが、厳密にはLove-tune担ではなかった。森田くんの進む道を応援する気持ちは十分にあったが、Love-tuneを全肯定するには覚悟が足りなかったのだ。
でもここでようやく私は、"Love-tuneを応援していいんだ"と思った。胸を張って"Love-tune担"をしていいんだと思った。
だって森田くんはここで未来に向かって輝いているのだから。Love-tuneを応援する理由はそれだけで十分で、それ以上でもそれ以下でもないんだ。
そんな新しい気持ちで聞く新曲【This is Love Song】は格別だった。涙は出なかった。こんなに穏やかにLove-tuneからの気持ちを受け取れることが嬉しくて堪らなかった。
" 好きなんだよ "
One Love 溢れ出すこのメロディーを
Two Love 高鳴るこのリズムを
今 伝えたい 言葉にして
最後に森田くんは「夢のような時間でした。ありがとうございました。」と言った。私にとっても本当に、本当に、夢のような時間だった。
【 今は未来に向かう道の途中だ
泪にさえも戸惑うことなく願いを歌う 】
もっともっと前へ、もっともっと上へ、もっともっと高く、もっともっと大きく、そんな貪欲なLove-tuneが好きだ。心から好きだ。Love-tuneが、森田くんが、もっともっと輝けますように。未来が続いていきますように。これが私の願いだ。
レポ等は色んな方がまとめて下さっているので、とてつもなく個人的な感情を書き殴ってしまいました。
はい、ということで(雑)関ジャニ∞担であるが故の葛藤を抱えながら臨んだ『Love-tune Live 2017』で、丸山隆平さんという自軍のベーシストがもたらした尊い光景によって、Love-tune担になることができた森田担である私の話でした。
ちなみにまるちゃんは、アンコールのLove-tuneコールに合わせて手拍子もしてくれました(担降り案件)。
はい。長々と重い文章を読んでいただき、ありがとうございました。(礼)
ここから、私は出来るだけ長く、Love-tuneを見ていきたいと思う。ありがとう、Love-tune。ありがとう、まるちゃん。