私と関ジャニ∞と野外フェス
私がブログを開設しようと思った動機のひとつ、関ジャニ∞・METROCK 2017出演。
《2017年(平成29年)5月21日 ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ・関ジャニ∞が野外ロックフェスMETROCK 2017に出演》って日本史の教科書に載せて欲しい。《5・21 METROCK事変》とか言って載せて欲しい。
って思うくらい、私にとってものすごーーーく嬉しくて堪らなくて、一生忘れないだろうなという出来事。
改めてちゃんと言うけど、私はMETROCKには行っていない。しぬほど行きたかったけど、実際行けなかったけど、それでも、私はしぬほど魂を揺さぶられた。だから、書く!!(どーーーん)
でも気合い入れて色々思い出しながら書いてたら、すごく長くなってしまった(ポンコツ)
基本的にここはものすごく個人的な感情の掃き溜めだから、石は投げないでください…(怯える)
私は明確には2011年の暮れから関ジャニ∞にハマり(この過程は今回は割愛)、同時進行で以前から好きだったライブハウスやフェスにも足を運んでいた。心底思うけど、大学生は時間が腐るほどある…。そんな私の人生初の野外フェスは今は無き「ROCKS TOKYO」*1だった。
この日私は初めてワンオクのモッシュに飛び込んだ。軟骨のピアスホールがちぎれるかと思った。初めて生でサンボの熱い歌を聞いて、うるっときた。初めてNUBOがオーディエンスに遊ぼうぜ〜!と言いライブをすることを知って、見ず知らずの人たちと肩を組んで踊ることが大好きになった。*2初めてクリープハイプと\ セックスしよう!/*3と叫んだ。初めてテンフィが夜の野外を埋めるオーディエンス全員を跳ばせる光景を見て、すごく感動した。
野外で音楽を聞き、自由にレスポンスをしたり、昼間の強い日差しや爽やかな風を感じたり、しっとりとした曲に耳を傾けながら夕陽を見たり、見ず知らずの人たちと肩を組んで踊ったり、アルコールを飲みながら身体を揺らし続けることができる、そんな野外フェスは素晴らしいな、と思った。
私がそんな野外フェスの魅力を初めて感じたその場所は、新木場の若洲公園だった。
METROCK 2017 で関ジャニ∞が初めて野外フェスのステージに立った、あの新木場の若洲公園だった。
野外フェスには少し疎遠になってしまっているが、同じものが好きという共通点のみでその場所にいる見ず知らずの人達が思い切り楽しめること、そうさせる音楽の力や各バンドの魅力、それを加速させる野外の空気、敷地内を少し移動するだけで気になるアーティストを直に感じれるお得感、イベントを作り上げるスタッフやアーティストの音楽に対する熱量、それら全てひっくるめて私は野外フェスが好きだ。
だから私はずっと、ただの個人的な私欲として、実現しないだろうという幻想として、関ジャニ∞に野外フェスのステージに立って欲しいなぁ、と思っていた。
そんな淡い幻想を抱きながらも時は流れ、2015年関ジャニ∞リサイタル お前のハートをつかんだる!! @長野エムウェーブ。*4私は猛暑の中グッズ列に並んでしにそうだったのだが、このセットリストにおけるラストのバンドナンバー《言ったじゃないか→ズッコケ男道》の2曲を聞きながら、気付いたら自分の拳を力いっぱい突き上げていた。
段差のないアリーナ会場で、メンバーの姿はもちろん、私の視力ではモニターに映る姿さえ満足に見えない会場の後方で、私は彼らの音楽を楽しんでいた。団扇は座席に放り投げ、汗だくになりながら拳を突き上げ、腕を広げ、ひたすら跳んだ。何故そうしたか理由なんてない。身体が勝手に動いていた。関ジャニ∞の音楽を感じて、反射的に身体がそう動いていた。
初めての野外フェスで、あの若洲公園で、音楽の楽しみ方を知ったときのように、私は関ジャニ∞の奏でる音楽を全身で楽しんでいたのだ。
基本的に私は関ジャニ∞のバンド曲が好きだし、音楽を奏でる関ジャニ∞が好きなんだと自覚はしていた。楽器を演奏しながら歌う関ジャニ∞が1番”息をしている”と感じるし、”関ジャニ∞に音楽をくれてありがとう”と神に感謝したくなる、名前の付かない感情を抱くからである。
これも私の幻想のひとつに過ぎないので聞き流してもらっていいのだが、関ジャニ∞のそばに音楽があったお陰で、彼らは7人の関ジャニ∞でいられたんじゃないかと私は思っている。7人で音と声を重ね合って作る音楽があったお陰で、7人でいることができたんじゃないかと思う。色んな感情や思いがぶつかり合うことがあっても、関ジャニ∞に歌とギターとベースとドラムがあったお陰で、キーボードとパーカッションとハーモニカとブルースハープとトランペットがあったお陰で、彼らはここまで一緒にいれたんじゃないかと思う。
だから私には、関ジャニ∞が奏でる音楽が”関ジャニ∞の呼吸”のように見える。
リサイタルで見たバンドの2曲は、その”呼吸”がすごく生命力に満ちていて、熱くて、ギラギラしていて。だから私は全てを忘れて拳を突き上げて飛び跳ねてしまったんだと思う。このとき私は、関ジャニ∞には熱くて人の心を揺さぶる何かがあると改めて思った。
そして漠然としたものではあるが、関ジャニ∞はバンド演奏で”呼吸”をしているからこそ、アイドルとして”生きる”ことが出来るんじゃないかと思った。
ずっと関ジャニ∞のそばにあった音楽を彼らの手で発信するからこそ、アイドルとしての他のパフォーマンスが、”活きる”んじゃないかと思った。私はそんな関ジャニ∞のことが心の底から好きなんだ、と思った。
ここから私は、関ジャニ∞に「パフォーマンスをする自分たちの姿を”ファン以外の人”に触れてもらえる機会」をどうにかして手にして欲しい、と思うようになった。「私(=ファン)の手が離れた場所で活躍してほしい」という新しい思いを抱くようになった。
要は「関ジャニ∞が世に解き放たれて欲しい」と思ったのだ。
そんな思考を巡らせた末、フォロワーさんと「フェスが無理ならゲリラライブでもしないかな(笑)」と話をしたりした。
ここで関ジャニ∞に楽曲提供をして下さったアーティストを思い返してみた。※一部抜粋、敬称略
上中丈弥・久保裕行(THEイナズマ戦隊)、斉藤和義、横山剣(クレイジーケンバンド)、ケツメイシ、ウルフルケイスケ(ウルフルズ)、九州男、スキマスイッチ、北川悠仁(ゆず)、藤森真一(藍坊主)、増子直純(怒髪天)、若旦那(湘南乃風)、Saori・Nakajin(SEKAI NO OWARI)、童子-T
〜2014年自主レーベル*5立ち上げ〜
峯田和伸(GOING STEADY/銀杏BOYZ)、RIP SLYME、長瀬智也(TOKIO)、高橋優、OKAMOTO'S、谷口鮪(KANA-BOON)、山口隆(サンボマスター)……
……え、やっぱフェス出るしかなくない?(真顔)もはやお願いしたら自主フェス開催できそうじゃない?(真顔)
という、結局フェスに出て欲しいという私欲が止まらなくなる残念な結果に終わった。(単細胞)
そんなときに舞い込んだ《関ジャニ∞・テレビ朝日ドリームフェスティバル出演》。この前年にすばるくんが1人で出演し、「関ジャニ∞っていうアイドルグループやってます!!!」と宣言してきた、通称ドリフェス。そこに関ジャニ∞として出演することが決まった。
代々木の第一体育館という音楽フェスにしては比較的小さめな会場ではあるが、ジャニーズ事務所の所属ではないアーティストと並んで、不特定多数の観客がいる会場で、関ジャニ∞がパフォーマンスをする機会が与えられたということが、非常に有り難かった。
この頃の私はひたすらチケット運も休みも金もなく(転職前の暗黒期)、ドリフェスには行けなかった。(絶望の絵文字)
でも蓋を開けてみれば、前年に比べて関ジャニ∞のファンが会場に多くいたようで、アウェーとまではいかなかったが、セットリストを組む等の事前準備を含めて、ドリフェスという普段とは違う環境でパフォーマンスをするということがグループにとって大きな刺激になったんだろうと思う。そして何より、関ジャニ∞のファンが、胸を張って彼らを表に出すことが出来るようになったんじゃないか、と思う。外界でパフォーマンスをする関ジャニ∞に光を見出せるきっかけになったんじゃないか、と思う。
ファンが”ファン以外の人”に触れる関ジャニ∞を肯定し、思い切り背中を押せるようになったことに関しては、《関ジャム 完全燃SHOW》や、《関ジャニ∞クロニクル》の貢献度も非常に高いと私は思ってるので、本当に今の環境が有り難いものだと認識している。ありがとう世界。
でも、一方でその関ジャニ∞の進路に違和感を感じたり、自分のアイドルに対する価値観との相違を感じたりして、関ジャニ∞から離れていく人もいたと思う。
私は関ジャニ∞が自主レーベルを設立した頃、関ジャニ∞の進路が見えず、ファンである自分の気持ちも、関ジャニ∞が抱く思いも、よく分からなくなったことがあった。でも、頭で考えることをやめて、彼らが発信してくれるものを素直に受け止めながら、心が動くまま、彼らを応援すればいいと思えてから、何だかんだ楽しく応援してこれた。
でもそれは、たまたま関ジャニ∞が進む道と、私の価値観が同調できる側面が多かったからで、少しのズレがあっても後々歩み寄れるような距離だったからで、色んなタイミングも含めて、本当に素敵な偶然なんだと思う。
だから、離れてしまった人やこれから離れてしまう人がいることを嘆く必要もないし、咎める必要もないし、その事象は自然の摂理なんだと思う。アイドルに限らず、アーティストとファンという関係においてそれは、ただただ、普通のことなんだと思う。きっとアイドルは、アーティストは、関ジャニ∞は、そういうことをまるっとひっくるめて、まるっと受け止めて、こうやって進んでいくんだ、今はここで輝くんだ、と示してくれているんだと思った。そう思うようになった。
そして私は2016年のツアー・関ジャニ's エイターテインメントに足を運び、2015年のリサイタルで漠然と感じたことを再確認する。
セットリストにおけるアコースティックナンバー《日替わり曲→言ったじゃないスカ》、ここは個人的に、横山さんがトランペットを始めてからずーーーっと密かに思っていた”スカバンドをやってほしい”という願望を突然さらっとやってのけた関ジャニ∞に腰を抜かした。
バンドナンバーである《Tokyo horic→象→NOROSHI》の三曲は、あの日のリサイタルのように手を叩き、拳を突き上げ、身体を揺らしながら関ジャニ∞の音楽を全身で楽しんだ。この三曲でチケット代の元が取れたと思った。
でも何よりも、このツアーは公演が終わってから”なんかすごい楽しかったんだけど何これ…?”という、今まではここまで感じたことのない大きな満足感があった。
今思えば、きっとそれは関ジャニ∞がきちんと”呼吸”をして、きちんとアイドルとして”生きて”いたから得られた満足感だったんだと思う。私が好きだなぁと思う関ジャニ∞の色んな側面を存分に”活かした”ツアーだったんだと思う。
東京へ向けた皮肉たっぷりのラブソングのような《Tokyo holic》を五大ドームで歌い、ツアーの最後の最後に《TAKOYAKI in my heart》という大阪への愛を歌う関ジャニ∞。愛おしいでしかないじゃないか。
そしてついに、私が喜びのあまり阿鼻叫喚する、あの夜がやってくる。
2017年5月12日、私はこの日Mステに出る東京B少年*6を見るために、仕事を終えて帰宅し、テレビの前に座っていた。Twitterを覗きながら、Mステを見ていた。
すると突然、今日出演していない筈の自Gのアー写が画面に映し出され、《独占解禁 関ジャニ∞のサプライズ情報》という文字とナレーションが私に飛び込んできた。完全にこの時点で私の脳の情報処理スピードが追いついていない。あまりにも突然すぎて え、なに? と反射的に口から出た。ちなみにすでに立ち上がっている。
次の瞬間、テレビの画面には《自身初となる野外フェス METROCK 2017 に出演決定》という文字が映し出された。
信じられなかった。
待って待って待って待って待って知らないからえ?!え?!?!待って?!?!これ今出た情報なんだよえ?!?!(突然リビングにいた母に説明する)ほんと待って待って待って待って………まじなん?!?!?!?!……待って……えーーーーー?!?!?!?!やばいやばいやばい……えーーーーーー?!?!?!
とひたすらテレビの前をうろうろしながら叫び続けた。「待って」って何なんだろうか。でも本当に「待って」だった。一切ついて行けてなかった。お願いだ、少し待ってくれ、私の思考も情緒も追いついていない。パニックだった。
でも間違いなく嬉しかった。信じられないくらい、心の底から、本当に、嬉しかった。私がアメリカ人なら Oh my God を様々な抑揚で連呼していたと思う。オーマイガー祭りだったと思う。(?)本当に本当に本当に、嬉しかった。
私がずっと ”個人的な私欲として” 、”実現しない幻想として” 抱えていた《関ジャニ∞の野外フェス出演》が現実になってしまったのだ。しかもすでにチケットは完売済みとのこと。
めちゃくちゃかっけぇなおい!!!!!
フェスは無理でもゲリラライブ…の話を超越して、もはや”野外フェスという名のゲリラライブ”をやろうとしてるじゃねーか。
めちゃくちゃかっけえなおい!!!!!!!!(5秒振り2度目)
私はMETROCK当日、ビアガーデンに行く予定だったのだが、ソワソワが止まらず胃をキリキリさせながら友達と待ち合わせをした。完全に心ここにあらずだった。一杯目の生ビールは味がしなかった。若洲公園に解き放たれた関ジャニ∞に思いを馳せていた。
Twitterを覗きながら、セットリストを把握しながら、野外フェスに関ジャニ∞が出演していることを実感していった。マイナスな情報も目にはしたが、間違いなく”ファン以外の人”の目に関ジャニ∞が触れてもらっている世界が、「関ジャニ∞が世に解き放たれた」世界が、そこにはあった気がした。
外界への重たい扉を押し続けて、ときにはメンバー1人ひとりの仕事や知名度で後押しをし続けて、そうやって踏ん張り続けてきたら、質のいい冠番組も関ジャニ∞というグループを後押ししてくれて、音楽面でもたくさんのバックアップをしてもらえて、やっと光が入るくらい、やっと気持ちいい風が吹き込むくらい、少しずつ扉が開いてきたんじゃないかと私は感じている。
だからファンはその扉を閉めるようなことはすべきではないと思う。マイナスだと取れる情報に大声をあげて嘆くんじゃなくて、もっと自由に、もっと広く、関ジャニ∞がその扉を出入りできるように、プラスなことを大きな声で叫んでいきたいと私は思う。
そうしていれば、きっと関ジャニ∞がたまに扉を少し閉めて、私たちが喜ぶことを発信してくれると思うから。
今回のアルバムの、年下4人・三馬鹿のユニット分けもそういうものだと思ってる(お花畑)
よし!叫ぶぞ!
2017年6月28日発売
関ジャニ∞ニューアルバム「ジャム」
めちゃくちゃ売れろ!!!!!!!!!!!