ナイモノバカリ

誰かと同じことを支えに 誰とも違うことを誇りに

おたくの余生を過ごす人間が 舞台「7ORDER」を観劇したよ!

 

 

 

 

 

約9ヶ月振りにはてブロ開きました!なんとなく、今書いておこうと思いました!(と言いつつ、色々バタバタして書き始めてから2週間くらい経ってるネ…)

 

いや〜〜〜、もう今年に入ってからブログという媒体に文字を打ち込む熱量が何に対してもなくてね…(白状)でもオタ卒しました!って言えるほどでもなくて、関ジャニ∞乃木坂46もジャニーズJr.もゆるく見れるものは見てるし、Kポ見てみたい〜〜!ってなってサクッとFC入会して、サクッと円盤を一通り購入して、サクッとツアーに2回入りました(イェーイ)

 

 

でも今までの自分と比べたら確実に熱量が違うので、おたくの余生だな〜〜と思いながら生きている今日この頃です。

現にKポは完全に茶の間ファンです。現場だー!しゃおらー!みたいなテンションが湧いてこない。

 

なんか、こう、何かにのめり込んでるときって「あーーー、今の私の知能は2だな。」ってなるじゃないですか(?)最低限の語彙やら理性やらしか保持できなくなって、結果的に脳内で最大フォント太字で 好き!!!!! が表示されるみたいな。その結果、おたく以外の人類には理解されないでお馴染みのグッズの複数買いとか、同じ内容の公演に複数回入るとか、片道3時間以上かけて毎週末に都内の劇場に通うとか、名古屋・大阪なら日帰りできるな…って遠征とか、しちゃう訳です。それが堪らなく清々しくて、この為に頑張って仕事しよ…ってなるんですよね(わかる)

 

しかし!驚くことに現在の私には、何に対してもそのエネルギーが簡単には湧かなくなってしまったのだ…(遠い目)

アラサーという年齢的なものもあると思うし、個人的な環境の変化もあるんですけど、明確な理由はない…です。自分でもわからないです。

まぁ、たぶん丁度よく区切りがついちゃったんだと思う。渋谷すばるのいない関ジャニ∞を受け入れて(錦戸くんのことはちょっとまだ実感がないので触れないで下さい(真顔))西野七瀬のいない乃木坂46を受け入れて、森田美勇人のいないジャニーズ事務所を受け入れて。全部自分なりに自分の好きなものの現実を受け入れた結果、ゆるゆるのアイドルファンになりました(※自称)

 

そんなおたくの余生を過ごす私が、彼らの姿を見に行く意味があるのだろうか…と思っていたし、私が劇場の1席を埋めてしまうよりも【 7ORDER project 】として再始動した彼ら(元Love-tune)を心から待ち続けていたファンが入った方が有意義だろうと思ったので、舞台「7ORDER」を観劇する予定はありませんでした。

 

そして2019年8月22日、舞台「7ORDER」はゲネプロを終えて初公演を迎えるわけですが、私はその日にライターさん達が感想をツイートしているのをTLでちらほら見かけ、その中には『森田さんは色気のバケモノという感じで……〜略〜』と表現されているものがありました。

 

 

色気の?????

バケモノ??????????

 

色気???の???

バケ?????モノ?????

 

みゅうとくんが???????

色気のバケモノ???????

 

という感じに “色気のバケモノ” という、声に出したい推しの褒め言葉部門暫定1位!のパワーワードで頭をバーーーンと殴られまして(?)私はそこからチケットを血眼で探し、舞台「7ORDER」を観に行くことを決めたのです(チョロさは健在)

 

銀河劇場は乃木坂46の3期生が出演していた舞台を観に行った振りだったので、約1年5ヶ月振り(そんな経つ?)で、2回目。グッズは情報が解禁された時点で、観劇しなくてもこれは買うと脊髄反射で判断し、ポーチとアクスタのみ通販で注文済みでした。

 

とりあえず並んでおこう〜と思って開演前のグッズ列にも並んだけど、並んでいるうちに本公演分のトートバッグとポーチが終了。なんかこの感じ懐かしいな〜と思ったし、彼らのグッズを求める人間がこんなにいるんだよな…と劇場ロビーを埋め尽くす待機列を見ながら思った。

癖でブロマイドセット5つ、と言ってしまいそうになったところを踏みとどまって、みゅうとくんのブロマイドセットを2セット買った(?)

諸星くんと安井くんのブロマイドは某丸山担にあげよう〜と思って1つずつ買った。みゅうとくんがデザインに携わったなら収益の何%かがみゅうとくんに入るかもしれないな…と思ってポストカードセットを買った。今の彼らの言葉を読みたいなぁと思ってパンフレットを買った。ランダム系のものは手を出すとキリがないよな…と思って買うのをやめた。

この思考に理性がある感じが “私、全然おたくじゃないわ…” って自分で思う所以なんだけど、おたく以外の人類には理解されないのだろう。そんなどっちつかずの今の私は、今から足を踏み入れる彼らの創り上げる空間を、心から楽しめるのだろうか。ここにいるファンの熱量と、自分の熱量を比べてしまって申し訳なさを感じるのだろうか。今以上に、彼らとの距離を取ろうとしてしまうだろうか。この目で彼らの姿を見るのは今日が最後になるのだろうか。

なんだか、そんな漠然とした不穏な気持ちを抱きながら私は劇場の3階席下手側にあたる座席についた。

 

 

舞台の内容についてはレポ等が溢れていると思うし、私は現場の記憶があまり残らないタイプの人間なので、単純に大体のことを覚えていないので書きません(どーーーん)

 

 

でも、舞台「7ORDER」を観劇しているうちに、座席につく前に私が抱いていた漠然とした不穏な気持ちはいつのまにか心から無くなっていた。うまく言語化できないのがもどかしいが、【 7ORDER project 】としてエンターテイメントを表現する7人は、私が想像していた以上にとても穏やかで、とても温かく、とても幸せそうに見えた。そして、それを受け取る客席の雰囲気もとても穏やかで、その幸せを噛み締めているように感じた。

Love-tuneとして活動していたときに時々感じた、彼らやファンの気迫に満ちた、少しトゲトゲとした、大きな上昇気流のような、そんな空気も個人的には好きだったが、今の彼らが創り出す温かくて柔らかな雰囲気もとても心地よかった。

事務所に所属していながら、雑誌に載らない、テレビに出ない、動きがない、あの真綿で首を絞められているような時間を過ごしたことも、今なら昇華できる気がした。

あの時間を経て、偶然か、必然か、こうやって彼らが再びエンターテイメントを表現する現在に辿り着いたのなら、あの時間も無駄ではなかったのかもしれないと思えた。

 

 

でもそう私が思えたのは、彼ら7人それぞれが歩みを止めなかったから、というのが1番の理由になる。

自分が大切だと思うことを、自分が好きだと思うものを、自分が仲間だと思える人間を、簡単に手放さずに彼らがここまで歩いてきたから。

不安や絶望に飲み込まれずに、希望や夢を見失わずに、7人それぞれが一歩一歩進んできたから。

“make happy”を合言葉に再び結託してきたから。

 

そうやって彼らがここに辿り着いたのなら、彼らも、ファンも、過去を全て抱きしめてこれからも進んでいけるような気がした。そして私も、彼らと適度な距離感であっても、これからも一緒に歩んでいける気がした。

それを誰も責めない気がした。

私の都合のいい解釈かもしれないが、そんな雰囲気を銀河劇場で受け取った。

 

 

“色気のバケモノ”と称されていたみゅうとくんは、確かにダダ漏れる色気を振りまいていたが、場面場面でくるくると変わる表情が、柔らかな言葉が、滲み出る優しさが、とてつもなく可愛かった。

その様子を3階席から双眼鏡を覗きながら、私の脳内は 可愛いカワイイかわいいカワイイ可愛いかわいい で埋め尽くされた。そのときの私は間違いなく知能が2だった。

私の大好きだった自然と微笑んでいるように見えるほど、幸せそうに踊るみゅうとくんも健在だった。でも以前よりとても自由に、柔らかく、軽やかに踊っているように見えた。“ミュート”という劇中の役柄もあるのだと思うが、幸せそうに踊るその姿は羽が生えてるようで、音と戯れてるみたいで、もしかして…妖精さんなのかな…?と思った。

 

短めのストラップを肩にかけてベースを弾く姿も私な大好きなみゅうとくんのままだった。ベースを弾きながら客席に視線を落としたり、上の方まで視線を向けながら柔らかく微笑んだり、真田くんと背中合わせで演奏したり。私の大好きだったアイドルが、事務所を去ってどこに行ってしまうのかわからなかった彼が、今、自分の目の前にいる。

大好きだった彼の歌声は、さらに素敵になっているように聞こえた。甘すぎず、主張しすぎず、聞いていると耳が気持ちの良い彼の歌声を、こうやってまた聞けるなんて、当時の私は期待しないように、考えないようにしていた。

ベースを弾きながら時々頭を振り乱して、大きな口を開けて、ある曲ではステージにシャボン玉が舞う中で、私の大好きなその歌声で、みゅうとくんは新しくこの世界に生み出された、彼ら7人のオリジナル曲を歌う。

 

 

そんなみゅうとくんの姿を見て、この日の銀河劇場で私の心にふわっと残ったのは、決して激しく強い感情ではないけれど、温かくて、柔らかくて、とても優しい、“幸せ”という満たされた感情だった。

 

 

違う角度から抱いた感想を挙げると、公演中に私が1番最初にグッときたのは、諸星くんのサックスの音。

劇中で1番最初に楽器を演奏したのが諸星くんだったからというのもあると思うが、その音色を聴いた瞬間に涙腺が少しバカになった。もう、理由とかはよくわからない。諸星くんってめちゃくちゃ良い音でサックスを吹くんだよ。諸星くんが“武器”として手にしたサックス。そのサックスをあの日の横アリと同じように演奏する諸星くんの姿が、涙でぼやけた。

 

公演中は場面ごとに舞台上に組まれた足場?がくるくる回転するんだけど、その中心に最初から鎮座しているシートを被った物体があって。中盤あたりでそれの正体がわかるんだけど、バンドセットなんですよね。

そこから舞台の世界線で7人は楽器を練習してライブに挑む。最後は【 7ORDER project 】としてオリジナル曲を何曲か披露する。

なんか、バンドセットを見た瞬間に、彼らが【 Love-tune 】として活動してたときに私が見た景色がブワァ〜〜〜って頭に浮かんだりして。でも全く嫌な感じじゃなくて、“楽器”とか“音楽”とか、そういうものに繋いでもらって、今、彼らがここにいる気がした。そして、その延長で私もここに辿り着いた気がした。

当時はユニットの個性としてバンド形態も備えていたわけだけど、その培ってきたものが全部繋がっているってことを実体として受け取れた気がしたし、“バンドセット”っていう物体へ抱く感情として正解なのかわからないけど、私の中に〝彼らのそばにいてくれてありがとう〟という思いが生まれた。楽器や歌、それを共有した経験と記憶、思い出、そういう全ての、彼らのそばにあった“音楽”に対して、感謝を伝えたくなった。

 

 

 

そして先日、舞台「7ORDER」は無事に神戸で大千秋楽を迎えた。それに加えて、森田美勇人くん主演の「7ORDER」のスピンオフが上演されることが発表された。会場は梅田芸術劇場メインホールと赤坂ACTシアター

 

……えっ、これどんな未来?????

 

というのが率直な感想です。信じられない。すごい。(安定に語彙は皆無)

 

 

絶望も虚無感も切なさも悔しさもやり切れなさも無力さも、そんな類いの感情を全て味わった2018年。

ちゃんとお別れしなければ…と必死に気持ちに折り合いをつけた2018年。

もう一生その姿を見ることがないのかもしれない…と必死に網膜にみゅうとくんの姿を焼き付けた2018年。

最後のはなむけだ!と仕事終わりに1時間かけて毎日映画館に通った2018年。

色々あったね、本当に色々あった。

 

その当時はこんな素敵な未来が待っているなんて、思いもしなかった。幸福感や感謝、感動、喜びや楽しさ、こんなに素敵な気持ちをみゅうとくんから貰える日がまた来るなんて、そんな素敵な出来事は期待しないように心の奥底に閉じ込めていた。

 

みゅうとくん、本当におめでとう。主演舞台おめでとう。

 

形は違えど、みゅうとくんはまたひとつ夢を現実にしたんだなぁ。本当にすごい。本当に、本当にかっこいい。

本当にかっこいい!!!!!!!!!!

(大事なことなので2回言いました)

 

みゅうとくんの姿を見たら私はいとも簡単に知能が2になることを実感したので、これからも夢を掴み取っていくみゅうとくんのキラキラした姿を、沢山ではなくていいから、きちんとこの目で見ていきたいと思いました。

 

みゅうとくんが「居場所をつくってくれてありがとう。」という真っ直ぐな言葉を送る仲間と、これからも一緒に笑顔で活動していけることを願っています。

 

【 7ORDER project 】、素敵な未来をありがとう。

これからも沢山の愛に巡り合う存在でいて下さい。

 

これから【 7ORDER project 】を知る人や彼らのファンになる人が沢山いますように!彼らがこの先の未来でも大きな愛で包まれますように!大きく!前へ!上へ!make happy!☺︎

 

 

おわり